自分でホームページをつくる、ということ

梅雨に入りましたが、いいお天気が続きますね。
天気が良いと、心が軽くなります。

いつもはHTMLやCSSなどwebデザイナーらしいことを、ここでご紹介させていただいているんですが今日はブログを書こうと思います。

このブログは『自分でホームページをつくろうかどうか考えている方』に向けた内容です。

というのも、私の地元の友人でスタートアップカフェなどに行っている子が数人いまして、ついに起業するという連絡がありました。
そこで「ホームページについて知りたいことがある」という電話がかかってきたのがこのブログをかこうと思った”きっかけ”です。

「ホームページを自分でつくろうと思うんだ」

友人の相談は、

起業するにあたりホームページが必要だけど、業者に頼むとお金もかかるし、だから自分でホームページを作りたいんだけど、どうすればいいかな?というざっくりなものでした。

自分でホームページをつくろうと考える方は、「趣味」や「ホームページをつくったりすることが好き」、という理由以外であれば誰しもみんな、”お金をかけたくない”というのが、一番大きな理由だと思います。
でも、ホームページを自作するとどのくらいの時間や労力がかかるのか?

そして何より作ったホームページで売り上げを上げることが出来るのか?ということに着目してみました。

ホームページを自分でつくるとどのくらいの時間がかかるのだろう

イチからホームページを自作する場合、ホームページをつくる作業に多くの時間がかかります。そしてそれ以外にも時間がかかります。

まず何より、たくさんの知識が必要になるので、それらを覚えなくてはいけません。

また、デザイン的にも標準クラス以上のものでなければ、仮にホームページをつくったとしても、第一印象でホームページにきたお客さんに中身を見てもらえることは少ないでしょう。

知識と技術をなんとか身につけて完成させたとしても、ほとんどの場合、出来上がりはプロが作っものに比べるとかなり見劣りするものになります。

 

実際になんの知識もない友人にホームページをつくってもらった

実際にどのくらいの時間がかかるのか、先ほどの友人につくってもらうことにしました。

自社のサービスや商品、そしてサイト内で使用する写真素材を、カメラで撮影するところから友人ははじめました。

そして、その日は撮影作業だけで終わってしまいました。

平日は仕事なので、お休みを利用して、ホームページの基礎知識を身に着けながら実際に自分で触ってみてつくっていく…。

その間も、私のところに何度も電話がきました。
今では無料でホームページをつくることができるサービスがたくさんありますが、簡単に作成できる反面、制限がとても多く、カスタマイズしようとするとその複雑さが仇となりなかなか思うようなものはつくれません。

友人のようにこだわりが強い(起業するのだからそれくらい気合が入るのもわかります)と、とくに満足いくものをホームページビルダーなどで作成するのは、難しいでしょう。

もともとグラフィックデザインをかじっていたセンスのある友人ですが、デザインしている段階でまず1ページつくるのに22時間ほどかかったそうです。それからまた構想に悩み、いろんな競合サイトをみては路線を変更し…。
一度作ってみては、作り直しを繰り返しました。

 

創っている時間、考えている時間、調べている時間、勉強をする時間、ホームページの素材を探したり、写真撮影している時間、すべてを合計して300時間以上(概算)かかったそうです。

この結果を見ても、何の知識もない人がホームページを作るには大体300時間くらい、またはもっとかかるのではないかと思います。

さらに、お休みの日もホームページをつくる時間にあててしまったり、最初は順調にみえたホームページ制作も後半になると「妥協・妥協の繰り返しで、自分の創造したいものが形にできない。でも時間もなくて、余裕がなくなった。結局満足いくものはつくれなかったよ…」と残念そうに言ってました。

友人は最後までホームページを完成させましたが、プロの目から見ると1日で終わってしまいそうな、そんなに苦労してつくったものとは言えないものでした。
ちなみに、ホームページを作った時間が大体300時間で、これを時給1000円で計算し、300時間働くと、30万円です。

それだけの時間をかけるならば、プロに依頼するほうが賢明だと私は思います。

 

ホームページはなんとかできた!でもアクセスが全然ない!?

ホームページは見た目をしっかりつくればいいということではありません。

中身のコンテンツが充実しているのはもちろんのこと、制作の段階でキーとなる言葉をマークアップしておく必要もあります。

また、ホームページの制作するということ以外で、ドメインの取得や、サーバーの契約、更新作業、Googleアナリティクスを導入したり、ウェブマスターツールへの登録も必要です。

ホームページを作るにはHTMLやCSSだけでなく、もっともっと幅広い知識が必要なのです。

ホームページを”お金をかけたくない”という理由で自作する、そこに時間を費やすよりももっと大切なことがある

ホームページを自作するための知識や技術を習得するより、起業したご自身の得意分野でのスキルを上げることが大切なのではないかと私は考えます。

自分の強みを経験にしたほうがほうが効率がいいからです。

「餅は餅屋」という言葉がありますよね。

ホームページも制作会社に任せてしまうほうが、結果的にみるとお得なんです。

それでも、『自分でホームページをつくってみたい!』と思うのであれば、無料のサーバーをレンタルし、まず趣味のページを つくってみることをおすすめします。

趣味なので誰にも見られなくても構わないですし、会社の信用を落としたりする心配もありません。楽しみながら、好きなように5ページくらいのものを制作してみてください。

やってみてホームページをつくるのが面白く、もっともっと深く勉強したいと思ったら、自分の会社のホームページをつくってみるてもいいかもしれませんね!

もし、しっかりしたホームページをつくりたい、そして尚且つ、効果を上げたいのであれば、プロに依頼すべきだと思います。

長々と書きましたが、今回協力してくれた友人にこの場を借りて、お礼を言いたいと思います。

そしてこのブログが少しでも皆様の役に立てばいいなと思います。